音楽
STRAPPING YOUNG LAD ストラッピング・ヤング・ラッド
聴けばわかるがインダストリアル全開の作品です。この頃はナインインチネイルズが流行っていたのでこの様な音作りになったのではないかと思う。インダストリアルが流行っていなかったら、80年代の所謂ヘビメタが流行っていたらこの様な音にはなっていなかった筈だ。
天才と称されていて自覚症状がある場合には、この様な悲劇がおこる場合が度々あるし、我々はそれを幾度となく目撃している。デヴィン・タウンゼンドはわざわざこんな音作らなくてもよかったのに、そう思わずにはいられない。職業として、メシの種としての音楽はそこには存在していなかったのだろう。「アーティスト」としての何かが心の中に芽生えたのだろう。結果として、商業的にはダメだったと思う。それでよかったとは「アーティスト」としては考えていなかった筈だと思うが。
ベストアルバムには Chaos Years と名付けて発売した所に、なんとなくやるせなさを覚えた次第です。
DAVIN TOWNSEND デヴィン・タウンゼンド
まさか、この曲のPVが存在したとは思ってもみなかった。
DAVIN TOWNSEND デヴィン・タウンゼンドは、なんでも出来る天才肌だと思う。だけど彼の嗜好はメタルで、DAVIN TOWNSEND デヴィン・タウンゼンドが世の中に認知された頃はメタル衰退期であり、彼の嗜好と世の中の音楽の嗜好がかけ離れていた。いくら天才でも世の中を動かす事は容易ではない。そんな中、当時流行っていたインダストリアル・ロックを取り入れ、メタルを殺さずに仕上げた曲がこのChristeenだったと思う。
当時、メタル愛好家には好意的に、インダストリアル愛好家にも好意的だった。ただ、しかし、結局、メタルとインダストリアルとの狭い所だけの話の内容。
DAVIN TOWNSEND デヴィン・タウンゼンドは、今の時代に生まれず、もっと前、いや、もっと後に生まれれば、今と違った生き方になっていたのに。天才は天才で、悩みが尽きないようです。大きなお世話だが。
※しかし、目が疲れる動画だ…。